中村安希著「インパラの朝」

コメントありがとうございます。
みなさんの応援、汗が出るほど、あ!ちがった涙が出るほどうれしいです。
うれしすぎて涙が枯れてしまいました。
集客400名めざしていたのですが、残念ながら半分もできませんでした。
世の中は、そう簡単にははこびません。
いいコンサートになったと思うのだけど。

「どうしたら文化を大切にできる日本になれるか!」が、これからの社会の目標なのではないかな?
映画、演劇、コンサート、美術館に人が押し寄せる時代にならないかな?
若い人だけじゃなくてね!
大人が、週1度は、映画、お芝居、コンサート、美術館に出かけるような時代にならなくては。

かつて、20年前までは、大きなコンサートを終えると、しばらくは放心状態が続いたのですが、最近は、かえってエネルギーがわいてくるような気がします。

今日は午前中、読書。
「インパラの朝」中村安希著 集英社1575円
インターネットで半年前から注文していたのだけど、やっと手に入れました。
「べんさんは、たくさんの国を訪ねたいと思っています。何故かと言うと、机の前でする勉強は、すぐ眠くなるからです」
海外で見た知識は、帰ってからの勉強が楽しくなるのです。
その延長線上で、たくさんの旅の本を読みました。
この「インパラの朝」はその中でも群を抜いてます。
旅の話を、こんな風に書くことができる。
そして、その文章の表現は、繊細で美しい。
というようなこと言ったって、ぼくは、文章は専門外だけどね。

26歳の女性が、2年間、47カ国、たった一人で世界を駆け回る。
中国の列車の汚物まみれのトイレ。
ゴキブリ、南京虫の攻撃。
イランでの偽装結婚、離婚。旅の間に、×2になる。

「ぼくは結婚式の当日に初めて妻と出会うんだ。10年かけてお互いを知ろうとする。次の10年で恋をする。次の10年で夫婦として生活をする」
イランの青年の言葉。

「賄賂を逃れる方法。時間があるなら、ただひたすら時間をかければいい。向こうはあきらめる」

パキスタンでお世話になった家族にお礼を申し出ると。
「私たちが出会ったことを忘れないでください。私たちもあなたを一生忘れないでしょう。それでいいのではないでしょうか」

「先進国の生活は大変なものだった。アメリカでは息をするだけで、どんどんお金が目減りする。食費や家賃や税金をたくさん払ったし。アフリカでは「みんなの家、みんなのお金、みんなのご飯」です」

豊かさと貧しさと、生きること死ぬこと、戦争と平和。
いま、ぼくらが追い求めて、必死で生きているのは、何なのか?
その日その日をなんとか食べていければいい。そんな人たちが、世界にはたくさんいる。

最近、マスメディアに出ることの多い中村安希さん。
ラジオで言っていました。
「姉はインドで2年間仏画を描いています。父は、今で言う引きこもりで、家でぶらぶらしていました。生活は母がささえてます」
なるほど、世界を一人旅できる感性が育つわけです。

ぼくは彼女がうらやましくてね。
180万円を手に、2年間の世界貧乏旅行。
おおよその旅の日程はあるにしても、どこでどう過ごすのか?はその日次第。
民家に泊めてもらって、紛争地帯にまで入り込む。
そこにも生活する人たちがいる。

あーあ、ぼくは、もうそうした旅はできないな!いのちが惜しくなってきた。
しがらみが多すぎるし、責任もある。人を悲しませたくない。
(あは、誰も悲しまないってか!)

30代ならできたのだけどね。
でも、2年の旅か!
今ならまだできるかな?
腰を治して、ダイエットをして、体力をつけて!
だめかな?

おすすめの本です。

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