音楽のテンポ感とリズム感

「お孫さん、かわいいね」
近所のおじいさんになった男性に声をかけた。
めったに言葉を返してくれなかった人が、満面の笑顔で返してくれた。
恐るべし、孫の力。

本当の可愛かった。
五月人形のよう。

朝のお散歩、腰痛もあって1週間ほど自粛していた。
それが良かったのか、腰痛以外の体調がよくなった。
毎年、1、2度風邪をひいて、2〜3日寝込んでいた。
回復した時の、あの体の軽さに、似ている。
若い時とは違って、体を休めないと。
べんさん、30歳から歳をとっていない気分なのです。


ここから先は、マニアックな話。
長いよ!

テンポ感(機械的)とリズム感(人間的)について考えている。
深く深く、考えている。


最近の若い人の音楽は楽しくない。
どうしてなのか考えた。
そこで書物を探した。
あった。
「日本人のためのリズム感 トレーニング理論」友寄隆哉著 リットーミュージック刊
以下の文は、わたくしの考えとこの本からの考えがミックスしています。


最近の主流はダンス音楽。(テレビで)
大方の音楽映像を観るとみなさん踊りながら歌っている。
踊るためには正確なリズムが必要。
それはメトロノームの機械的な時計仕掛けのリズムが大切になる。
(時計仕掛け、何かにあったな。歌になる)

その時計仕掛けが音楽をつまらなくしている。
ダンスを見ている分には、躍動感があって感動できるのだが、音楽だけになると、途端につまらなくなってしまう。
機械的なリズムで「ビート」を感じない。
(CDが売れないのはそのせいかと思っている)

ここ数十年の音楽はテレビを無くしては語れない。
そのテレビで流されるコマーシャル音楽は、時間的に正確でなければならない。15秒、20秒の枠がある。
なので演奏時間を機械的なリズムに合わせて決める。
テンポ60なら1分間に60拍になる。
コマーシャルが音楽を変えた。

昔は録音技術がなかったので、一つのスタジオで一斉に音楽を演奏して録音した。
それから多重録音という技術が開発され、音楽シーンが革命的に変化した。

その時代を生きた、最も特徴的なのはビートルズだ。(と、勝手に思っている)
彼らの録音はマイク2本から始まった。
2チャンネルでとった音源にオーバーダビングという方法で、他の楽器を重ねて録音した。ビートルズは新しいアルバムを出版するごとに、新しい技術を駆使している(かつて読んだ記憶)。
アナログ録音だったから、ダビングするたびに音質が低下した。
それからすぐに4チャンネル12チャンネル、24チャンネルのテープレコーダーが開発され音質の低下がそれほどなくなった。

そうして、今はデジタル録音になる。
音は確実に良くなり、音の加工、切り取り、追加もなんなく簡単にできるようになった。
技術は進歩したが音楽はますますつまらなくなっていく。(これはべんさんの私感)


別々に録音するのが便利なのは、テレワークのようなもの。
スタジオにみんなが同時に集まらなくていい。
それぞれの許す時間にスタジオに来る。
次々に演奏を重ねていく。
リズムマシーン(メトロノーム)で機械的にリズムを合わせておけば、後から演奏するみなさんはその機械的なリズムに合わせれば正確な音楽を作り上げることができる。
最近はこの方法が多い。
なぜなら、10人で同時に演奏して録音すると、10人の演奏が全て完璧になればいいのだが、どうしてもうまく演奏ができない人がでてくる。
それが10分の1の確率だと、どれだけ時間をかけても完成できない。

べんさんもいろいろ試してみたわけです。
何しろ20枚近くアルバムを作っている。

べんさんの場合は力量の問題で、どうしてもリズムが悪くなってしまう。
(べんさんの曲は最高にいいんだよ!けど歌がね!)

ギターと歌を一緒に録音するので、例えば、次の歌詞はなんだっけ?
ギターのコードは?難しいコードだった。
ギターの弾き方、歌い方にも気を配る。
多分、10くらいのことを考えながら歌う。
一瞬でも、迷いができるとリズムが狂う。
そのストレスが大変。

同時録音で困るのはドラム。
音が大きいので他の楽器のマイクに回り込む。
バイオリンなどと一緒になったら悲惨だ。
ドラムしか聞こえなくなる。
大きなスタジオで、それぞれが透明のプラのブースに入って録音する場合もある。これはお金がかかりすぎる。

安く、早く、音質良く、となると別々に録音したほうがベターなのです。
(ベストではありません)

おかしいのは。
「ハーモニカ の音が440ヘルツで、ピアノの442ヘルツの調律に合わせるのでは低いんだよね。機械でピッチを上げられる?」
「大丈夫です、すぐできますよ」
「ここの、べんさんの歌がフラットしてるんだけど?」
「はい!直しておきます」
デジタルは、このように便利なんです。
ほら!
「お見合いの写真の目、大きくしてくれる!」
「頭が大きいので、小さくしておいてくれる!」
OKなのです。


理想的には、みんなで同時に演奏をして録音したほうがいい。(と、思っている)
一緒に音楽している一体感、グルーブ感が生まれる。
機械的なリズムではない、生命の躍動感が生まれる。
手作りの料理と、冷凍物のパックの違いといえばわかりやすいかな?

時代はどんどん変わっていきます。
新しい録音技術が開発されてきているかもしれません。
この12月は時間がありそう。学んでみます。
ネットに書いてある。

今回のCD「こんな時こそ歌の力で」は、そのことを意識した録音になりました。
半分は同時録音です。
生き生きとした演奏を聴けます。
CDの宣伝でした。「ジャンジャン!」

これから胃カメラを飲んできます。
おいしくないので、蜂蜜を塗ってくれるようにお願いしてあります。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

とっくん
2020年11月29日 07:53
べんさん、面白い!テレビが音楽を変えてしまったのか。ちょっと話は違うけど、テレビがオリンピックを変えてしまったという面も。
そして、今は、インターネットやテレワークの時代になり、音楽もテレワークで仕上げるという方たちも実際に増えていますね。

べんさんが色々な本を探して「ああ、ここに書いてあった!」と思うように、これからは、何か文献や資料を探す時に、べんさんのブログを覗けば「ああ、ここに書いてあった!」と思えるようなブログに変わってきていますね。「学べ~、学べ~!」