おひとり座の西川さんが亡くなられた

昔は体育の日だった。
前回の東京オリンピックの開会式。

世界の音楽史を学びたくて、やっぱり本に向いてしまった。
「ポピュラー音楽の世紀」中村とうよう著、岩波新書。
筆者は、70年台からよく知っていたお名前の評論家。
かつては、フォークソングの評論もしていた。
結構、過激な文章で、ちょっと苦手な人。

本を読んで、相変わらずの文章だけど、実によく研究していらっしゃる。
アメリカに限らず、世界のポピュラー音楽に造詣が深い。
あらゆる文献を読み、音楽を聴いているようです。
今の「ミュージック・マガジン」を創刊された人。

難しいのは、超インテリのようで、何を言いたいのか難しくて読み込めない。
商業主義が音楽をダメにしたのか、商業主義によってポピュラー音楽が成熟したのか。
結局、人々の暮らしの中に息づいた音楽(民族音楽)がポピュラー音楽を発展させてきたのだが、それが商業主義に取り込まれることによって、次第に力を失ってきた、と言うことか。

べんさんは思うのだけど、発展して停滞した音楽は、完成した音楽であり、それは、結局のところクラシックになっていくのではないかな。
それでいいような気がするのです。
ブルースもカントリーもフォークソングもロカビリーもリズム&ブルースもジャズも、みんなクラシックになってしまった。
そう言うことなのでは。

そんなことを考えていたら、自分がよくわかってきた。
そうするつもりはなかったのだけど、商業主義から、いつも遠いところにいる。
それに、フォークソングやファミリーソング、チルドレンソングは、十分にクラシックだ。
べんさんは、クラシックの王道の、脇道を歩いているのだ。

よし、短い論文になった。


中村とうようさん、どうしているのかと思ったら、2011年に自死していた。
79歳。
論法がカミソリのように鋭い。
そうした人生に自ら区切りを。
寂しいような、悲しいような。
あれだけ世界の民族音楽に造詣の深い人は、なかなか現れないだろうと思う。


人形劇のおひとり座の西川禎一さんが亡くなった。
子ども劇場、おやこ劇場では大変活躍された。
長く、がんと戦われてきた。本人は共存と思っていたかも。

いそぎ一報のみ。
べんさん人形の作者です。
ご冥福を。

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この記事へのコメント

とっくん
2020年10月11日 06:12
べんさん、初めて「べんさん人形」を見たときに、「未来のべんさん」を作品にするという発想に驚かされたものでした。最近は、だんだん、べんさんの方が「べんさん人形」に近づいて行っている感覚にすらなっています。